「食」に関連した研究・教育を行っている帝京大学と「美食」を追求する銀座ラ・トゥールによる産学共同のプロジェクトです。近年、糖尿病のきっかけとなる肥満の原因が食事による「糖」の取り過ぎによるものとの研究結果が出た事により、「糖質制限」をキーワードに様々な商品が発売されております。しかしながら、「味」の点では満足出来る物が少なく、「炭水化物」中心の食生活が現状です。そこで、小麦粉（炭水化物）の代わりに「糖質」の少ない食材で美味しい「食」を提供する事が出来れば、血糖値を気にしている方も安心して食べて頂けるのではと考えスタートしたプロジェクトです。
近年、肥満・糖尿病予防策として「糖質制限」への関心が高まり、各種の「低糖質食品」が販売されていますが、それらは「味」の点では満足のいくレベルに達していません。
帝京大学経済学部は「観光経営学科」を擁し、「食」に関連した教育・研究をおこなっています。そのため「低糖質食品」の現状に鑑み、この度、肥満・糖尿病 予防に関心を持つ消費者の「安全で美味しい低糖質食品」に対するニーズに応えるべく、「銀座ラ・トゥール」と連携して「低糖質食品の事業化」に向け共同研究開発に着手しました。その目的は上質の「低糖質食品」の開発・販売を通じて、「糖質制限」のために「食べる楽しみ」を奪われている人々にその復権をもたらすことによって、社会貢献に資することです。
今後、さらに研究を進め、低糖質クッキー等の品質向上に努めてまいります。引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
帝京大学経済学部長 廣田 功